街着はミックスの文化
こんにちは、ファッションブロガーのRyodaiです。
今回は「街着はミックスの文化」だということをお話していきます。
今あなたが私服として街で着ている洋服は、元をたどると何のための服だったのでしょうか?
ほとんどの洋服が、もとは街でお洒落のために着るものではなかったはずで、以下に例を示しました。
【ジーンズ】:アメリカで生まれた、作業をするための丈夫なズボン
【スニーカー】:スポーツ用靴
【マウンテンパーカー】:登山、アウトドア用ジャケット
【チノパン】:イギリス陸軍のズボン
【カーゴパンツ】:貨物船(カーゴ)で荷役作業などに従事する人たちの間で使われるようになった、作業用のズボン
このように、上記アイテムは起源がバラバラですが、街で皆が着ています。
つまり、街着とはミックスして着るものであり、
ミックスすることで成長、変化してきた文化だということです。
お洒落な人は、街着がミックスの文化だということを無意識のうちに理解しています。
なので、このアイテムにこのアイテムを合わせるとおかしいという既存の概念にはあまりとらわれません。
寧ろ異なるテイストをミックスさせ、新しい化学反応を起こすことで新鮮さを楽しみ、オリジナリティを発揮していきます。
このようにして、本当にお洒落な人が新しい化学反応を起こし、それがファッション好きではない人にまで徐々に浸透していき、
最終的には街で見慣れる普通の格好になるというのが街着文化の流れだと考えます。
お洒落な人は、新しい化学反応に対して敏感で、この要素を別の要素と融合させたらどう見えるだろうということを常に考えています。
近年のトラックパンツブームも、この例です(トラックパンツが最終的に市民権を得る程度まで浸透するかは分かりません)。
ミックスすることでどんなスタイルができそうかを、できるだけ高い視点から(スタイル全体を見渡しながら)考えることで、実力が向上していくと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。