理系院卒の元アパレル店員が語るファッションブログ

センス、感覚で片付けられがちなファッションを、しっかりと言語化するファッションブログです。

お洒落な人は生まれつきお洒落なのか

こんにちは、Ryodaiです。

 

今回は、「お洒落な人は生まれつきお洒落なのか」についてお話していきます。

 

答えは、「生まれつきお洒落だった訳ではない」です。

 

セレクトショップのスタッフ、バイヤー等の今とてもお洒落な人も、お洒落ではなかった時期、ダサかった時期が必ずあります

 

そのようなお洒落な人がどのようにしてダサい時期を経てお洒落になってきたのか、順を追って説明していきます。

このパターンは、今お洒落なかなり多くの人に当てはまる成長過程だと考えています。

 

 

① 見た目を意識し始める

今本当にお洒落な人の多くは、見た目を意識し出した年齢が他の人に比べて早かった傾向があります。

 

中学生くらいの時期に、意識し出したという人が多いです。

 

意識し出した理由は、モテたい、ちょっといきってみたい等が多く、純粋に服自体、アイテム自体をいきなり好きになったという例は少ないです。

 

その頃はワックスを髪に塗りたくってかっこつけてみたり、ちょっと不良っぽい格好をしてみたりして、

やんちゃな学生感があり、ファッションが好きな大学生等から見ると、かなりダサく見える感じです。

 

② 服を色々買うようになる

もっとかっこ良くなりたいという欲求が出てくると、服を色々と買ったり、街の人を観察したりするようになります。

 

街の人がどんなファッションをしているのかを知りたい、またどう思われているのか知りたいと強く思うようになります

 

ある特定ブランド、ショップ、アイテムに強烈な憧れを持ったりすることも多いです。

 

③ 奇抜なファッションをする

ここで、ある特徴的な現象がよく見られるようになります。

 

それは、「奇抜なファッションをする」ということです。

 

お洒落だと思われたい、表現したいという気持ちが強く、

奇抜な格好を出来ることがお洒落なのではないかと考えるようになるからです。

 

髪型、髪色を大胆にしてみたり、チョイスするアイテムも奇抜なものを好み、

街中でも注目を浴びやすい格好をします。

 

周囲の人からは独自性があってお洒落と言われることもあれば、

理解できない、ダサいと言われることもあります。

 

④ バランスの良いファッションへ

奇抜なファッションをしばらく続けていると、奇抜=お洒落ではないということに気づき始めます。

 

それが自分の体験として理解できた頃には、

ある程度ファッションを俯瞰的に見られる力が付いてきており、周囲の多くの人からお洒落だと言われるようになります

 

TPOに応じたコーディネートも出来るようになっています。

 

自分が好きだったり似合うテイスト、ブランド、シルエット、色の雰囲気等も大体確立されてきます

 

⑤ 好きを極める

自分の好きなテイストをより具体的に、細かいところまで気にするようになります。

 

その「好き」は、その人のライフスタイル、人生の価値観とリンクしていくようになり、

もはやその人の着る服はただの服ではなく、その人の神経が通っているくらいに馴染んで見えることもあります

 

ファッション雑誌に載っているコーディネート例からは外れていることも多々ありますが、本人は特に気にしません。

 

自分の「好き」をベースにマイスタンダードを確立しており、

そこには強いこだわりがあるからです。

 

ファッション好きでない人からは④の時期よりもお洒落だと言われにくくなることがありますが、

周囲のお洒落な人からは一目置かれており、本人も自分に自信を持っています。

 

 

 

以上①〜⑤が、本当にお洒落な人がダサかった時期を経てお洒落になるまでの過程です。

いかがだったでしょうか。

このように、お洒落な人は生まれつきお洒落だった訳ではなく、

長い時間をかけて試行錯誤し、自分で考えることによってそのスタイルを確立してきています。

 

じっくりとファッションと向き合うことで、自分のファッションを作っていきましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。