理系院卒の元アパレル店員が語るファッションブログ

センス、感覚で片付けられがちなファッションを、しっかりと言語化するファッションブログです。

【疑問】一生ものの服やアイテムを買うのはありか?

一生もの

こんにちは、ファッションブロガーのRyodaiです。

 

高くて良いものは一生使えるため、安いものを何回も買い替えるよりも安上がりだし、満足感も高いという意見が世の中にはあります。

これは本当に鵜呑みにしていいのでしょうか。

 

今回は、一生ものの服、アイテムを買うのはありなのか、ということについてお話していきます。

一生ものの何かを買いたいと思ったことがある人も多いと思うので、この機会に一緒に冷静に考えてみましょう。

 

 

スタンダード自体が変化する

スタンダードなものだから流行に左右されないという意見がありますが、スタンダード自体にも流行が存在し、時代とともにゆっくりと微妙に変化していきます

ですので、スタンダードなものを買ったつもりになっていても、10年後には古くさいデザイン、シルエットになっている可能性は十分にあります。

 

もし一生ものとして使いたいと思っているのならば、過去10年間の変遷を見てみて、現在と変わっているのか調べてみるといいと思います。

そこで変わっていないことが分かれば、デザイン、シルエットとしては今後も長い間通用していく可能性があると判断できます。

 

何年も使うとくたびれてくる

いくら高級な良いものだったとしても、何年も使うとくたびれてきたり、ボロさが目立ってきたりします。

それを味と捉えることも出来るのが一生ものの良いところではありますが、長年使っていると、味よりもみすぼらしさがより多く加算されていくようになるため、どこかのタイミングでみすぼらしさが味を上回ってしまい、価値が低下していきます

 

時計などは金属で出来ているため、素材自体の劣化が少なく、くたびれにくいという観点では一生ものになりやすいと言えます。

逆に服はただの布であることも多いため、くたびれやすく、一生ものには向かないと思われます。

 

ファストファッッションの台頭

ひと昔前だと、おしゃれをしたいならば高級ブランドの服を買うしかなく、それ以外の服はおしゃれのことをほぼ考えられていないものばかりでした。

しかし現在ではユニクロ、GUをはじめとするファストファッションブランドが台頭してきて、流行に乗ったデザインの服を、安価で手に入れられるようになりました。

また、ファストファッション以上、ブランド品以下の価格帯のメーカー、ショップも多く、セレクトショップオリジナル品は流行を非常によく捉えています。

一生ものにこだわって着続けるよりも、新しいそれらの服を短いスパンで着潰していくほうが、おしゃれ風でかつ清潔感も出せる可能性も高いです。

 

歳とともに似合うものが変わる

今似合うものと、10年後、20年後に似合うものが違う可能性があります。

10年後、20年後だと今よりもかなり歳を取っている状態になるので、今買った服だとデザインが若々しすぎるということになりかねません。

将来の自分が、その服やアイテムを身に付けていて違和感が無いかを頭の中でシミュレーションしてみるといいかもしれません。

 

まとめ

一生ものの服、アイテムを買うデメリットを中心に紹介した形になりましたが、僕は一生ものを否定している訳ではありません。

上記のことに気をつけつつ、服、アイテムを選んでいけばいいと思っています。

それがしっかり出来れば、本当の意味でのカッコいい一生ものが手に入れられますし、僕もそうできるように気をつけてアイテムを選んでいきたいと考えています。

 

 

以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。