理系院卒の元アパレル店員が語るファッションブログ

センス、感覚で片付けられがちなファッションを、しっかりと言語化するファッションブログです。

スニーカー比較(ニューバランス、コンバース、バンズ、ナイキ、アディダス)

こんにちは、ファッションブロガーのRyodaiです。

 

今回は、ニューバランスコンバース、バンズ、ナイキ、アディダスのスニーカーを価格、コーディネートの観点で比較し、紹介してみようと思います。

 

 

ニューバランス

・価格

made in USA, UKモデル:2万強〜3万円

それ以外の900番以上のモデル:1万〜1万円後半

上記以外のモデル:5千〜1万円

 

・独特なぽってり感、Nマークに愛嬌があり、コーデにほっこり感、シティ感を与えてくれる。廉価モデルでも履き心地が良い。

 

・ナイキやアディダスのように攻撃的でやんちゃなブランドイメージが無いため、女性ファッションでもよく使われる。

 

・上記に価格を示した通り、生産国によって価格が大きく異なる。

made in USA, UKはセレクトショップで扱われることが多く、履き心地がかなり良く、見た目の高級感もある。

ファッション好きの中には、made in USA, UK以外は履かない、ニューバランスとして認めないという人も一定数存在する。

 

・1万円前後のモデルとmade in USA, UKモデルは、やりたいファッションによって買い分けるのが良い。

1万円前後のモデルには、面白い配色やニューバランスには珍しい形(軽量で凄くスポーティー等)のものも多くあり、

コーデに遊び心を持たせたいときに使うと気を引きやすい。

一方でmade in USA, UKモデルは本物志向であり、奇をてらったモデルは少ない。

上質なシンプルな物をヘビロテする使い方に向いている。

実際に、各セレクトショップもそのような使い方を推奨するような売り方をしている。

 

・2014年あたりから爆発的に流行し、流行が去った後は勢いは衰えたものの、街の定番スニーカーとして定着した。

 

・2010年以前(流行前)はファッション好き以外からはダサいスニーカーの烙印を押されており、Nマークが避けられる一員となっていたが、

ファッション好き界隈では当時から一目置かれているスニーカーだった。

 

 

コンバース

・価格

通常モデル:5千円程度

made in Japanモデル:1万3千円程度

CONVERSE ADDICT:2万円弱

 

・シンプルで癖が無いデザインのため、コーディネートのテイストを選ばない。

ジーンズに合わせてアメカジっぽくするのは正統派で抜群に合うのはもちろんのこと、

スラックス等の綺麗めなパンツに合わせても、シンプル故にコーディネート全体の雰囲気を損なうことなく、カジュアル感だけプラス出来る。

 

・オールブラックのハイカットモデルは、スニーカーでありながらブーツのような雰囲気もあり、コーデを大人っぽくシックにまとめられるが、スニーカーなので気楽という優秀なアイテム。

 

・通常モデル:

安価なため、あまり細かいことを気にせずにガシガシ履けて楽。

安価な靴は、履き込んでいくとただみすぼらしくなることも多いが、コンバースは珍しく味とも解釈できるカッコ良さがある。

紐をmade in Japanモデルのようなコットンのものに替えるだけでも高級感が出るため、紐だけ替えるのもあり。

 

・made in Japanモデル:

紐、キャンバス生地等、全体的に高級感ある仕上がりで、作りもしっかりしている。

ファッション的には、ガンガン履いて味を出すよりも、丁寧に綺麗に履いて、コーデ全体を品良くまとめる使い方の方が向いている。

日本製の製品なので、変に色気や味を出さずに、小綺麗でクリーンなイメージを保つ方が、良さを十分に生かせる。

 

CONVERSE ADDICT:

高級感に加え、無骨さもある。靴自体のポテンシャルが非常に高いため、どんな使い方をしてもカッコ良く決まる。

 

・綺麗に紐を通すと、コンバース感が増して見た目がなお良くなる。コーディネートに馴染みながらも、さりげなくコンバース感を主張してくれる。

 

・コムデギャルソン、MHL等、他ブランドとのコラボ品も豊富。

MHLとのコラボ品は、紐とゴムの色が生成りっぽい白で、MHLらしい素朴感が出ている。

 

 

バンズ

・価格:5千〜1万円程度

 

・エラ、オーセンティック、スリッポン等が有名。

どのモデルもストリート感があり、丈夫なこともありスケーターファッションで多用される。

 

・エラ、オーセンティック:

エラは定番モデルの中では一番安い。

エラとオーセンティックは見た目がかなり似ている。

エラは履き口のインナー部分にパッドのような物があるが、オーセンティックはペラペラのまま(ペラペラ故にすっきり感はある)。

高級感と作りの良さはオーセンティックの方が上。個人的にオーセンティックの方がお洒落だと感じる。

 

・スリッポン:

紐が無く甲が覆われていて、横のゴムが伸びて脱ぎ履き出来るため、かなり楽。

チェッカーボード柄が有名で、一目でバンズだと分かる。

上靴のような見た目のため、カジュアル感は他のスニーカーよりも更に強い。

また、紐が無いためのっぺりとした表情であり、履きこなす難易度はやや高い。

 

 

ナイキ

・価格:1万〜1万5千円程度

 

・エアーフォース、エアマックス、ダンク、ジョーダン、コルテッツ、インターナショナリスト等、有名モデルが多数。

 

・スウッシュ(ナイキのマーク)イコールナイキと言うくらいに認知度が高い。

スウッシュがあるだけで一気にコーデがスポーティーに見える効果があるため、思考停止でスポーツミックスコーデが出来る。

 

エアマックス

2016年前後に流行した。独特な見た目で、コーディネートのアクセントになる。

 

・エアフォース、ダンク、ジョーダン:

3つとも似ているが、甲部分の厚みが違い、エアフォースが一番厚くてゴツい。

どれもストリート感が強く、バスケットシューズのような見た目。

足下にインパクトが欲しいときに使える。

 

・コルテッツ:

丸みがあり、レトロ感もあり可愛いイメージ。やや華奢なシューズ。

 

・インターナショナリスト

ランニングシューズっぽさがあり、コートなどの綺麗めアイテムと合わせるとバランスが取りやすい。

 

 

アディダス

・価格:1万〜1万5千円程度

 

・スタンスミス、スーパースター、キャンパスが定番モデル。

 

・スタンスミス:

昔も今も定番品だが、2017年頃に流行した。

アディダスの3本線の部分がパンチの穴で表現されており、色もオールホワイトなので非常にシンプル。

コーデのハズシで足下を白で飛ばしたいときに使える。

またそれ以外のコーデでも、足下を白にするだけで一気に爽やかで明るくなるため、

春っぽさを演出したり、冬の重くなりがちなコーデのバランス調整をする際にも重宝する。

 

・スーパースター:

3本線が印象的。

ナイキのエアフォースほど足下で主張したくないが、キャンパスほどあっさりもしたくないときに、スーパースターは丁度いい塩梅。

 

・キャンパス:

スーパースターと同様に3本線が印象的だが、スーパースターに比べて薄く、すっきり感があるため、綺麗めコーデにもよく馴染む。

綺麗めコーデに馴染みながらも、3本線があるため、アディダス特有のちょいワル感をミックス出来る。

コンバースのようなクリーンなイメージだと物足りないときに、スパイス的に使うといい。

 

 

以上です。

ファッションに対する個人的な考えも入った紹介となりましたが、スニーカー選びの参考にしていただければ幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。